①接着剤をさわったことがほとんどない⇒硬い接着剤(瞬間接着剤)
さて、今回の記事は接着剤を少し知っている人向けの記事になります。
接着剤をインターンネットで調べてみるといろんな種類の接着剤がでてきてどの用途に使えばいいかわからなくなると思います。そのうえ接着剤メーカーのHPでも曖昧な表現をされています。
今回は超初心者的な世の中にある「硬い接着剤」「やわらかい接着剤」の違いと使い分けについて話していきます。
まず基本です。前の記事でも伝えましたが、接着剤を使ってもらうにはいくつかの守る注意事項がございます。
基本の「部材同士の固定」と「接着剤が固まるまでの養生時間」。これが守られないために接着剤がくっつかない問題が多々発生しております。これらの課題に一番生じにくいのが瞬間接着剤であると考えているために基本初心者には硬い接着剤の代表例である瞬間接着剤を使用することをお勧めしておきます。
のちに後述しますが、瞬間接着剤よりもはやい接着剤は技術的に設計はできるものの使いにくいために日常的なホームセンターやコンビニでは販売されていないと考えてもらって問題ありません(一部、北海道の冬季使用を想定したアクリル接着剤はこの瞬間接着剤の硬化速度を上回るものがあります)。
まず接着剤をどれを選ぶ前に接着剤の使い方を覚えてもらうためにも初心者様には「瞬間接着剤」と繰り返させていただきます。
②基本的な家の中で日常使いする⇒やわらかい接着剤(弾性接着剤)
次は瞬間接着剤や木工用ボンドのように水系接着剤を使い慣れてきた人向けとなります。
基本的な日常使いする場合は私は硬い接着剤(瞬間接着剤)よりもやわらかい接着剤である:別名 弾性接着剤の使用を推奨します。
まずこの理由はみなさまが使用する接着剤の用途はどうしても常に動きや振動にさらされていることが多いと感じております。その用途では硬い接着剤はどうしても動きに追従できずにはがれやすいために不向きになります。
そのため多くの接着剤の使い方には用途に合わせて使用してくださいと書かれていますが、大多数の場合は弾性接着剤である変成シリコーン接着剤を使っていれば問題は起きにくくなります。
ただし、繰り返しになりますが、弾性接着剤は瞬間接着剤よりも硬化が遅いために「部材同士の固定」「接着剤が硬化するまでの養生時間」を守る必要があるためになれてきた人向けの記事としてここにのさせていただきます。
③雨水や頻繁に水がかかる用途⇒硬い接着剤(2液エポキシ接着剤)
さて最後は雨水や頻繁に水がかかる外環境での接着剤についてです。
結論は硬い接着剤である「2液エポキシ接着剤」しか使えないと思ってもらって大丈夫です。
前回の記事と同様の内容ですが、基本的に接着剤は水が苦手であり、特に継続的に水が来るような場所で使う場合には避けていただく方がよいのですが、それでも使いたいという皆様には絶対に「2液エポキシ接着剤」を使ってください。
このエポキシ接着剤はあまり聞いたことがない人も多いと思いますが、土木工事現場では広く使用されている接着剤であり、原爆ドームの補修にも使われており30年以上の実績があります。
少しだけ専門的な話をすると、このエポキシ接着剤は硬化する際に3次元に分子同士が結びついて(架橋)することが知られており、強固な構造を持つ点や部材同時に強く接着する特性があります。これが水に強い特長となります。
もちろん部材によっても接着性能の差はあるために確認は必要ですが、水の影響がある外環境を考えた用途で木材やコンクリート、金属等の接着はエポキシ接着剤を使うと覚えてほしいです。
最後に
今回はちょっと専門的なことを記載してみましたが、初心者と上級者、あるいは化学研究者のそれぞれに対して記事をつくっていこうと思います。そもそも接着剤が硬い、やわらかいも気にしたことがない人も多くいると思うのでまずは知ってもらうためにこの記事を書かせてもらいました。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!また次の記事で。
※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
コメント