接着剤の粘着剤の違い⇒硬化後 接着剤は固体、粘着剤は半固体(液体)
さて、今回は接着剤と粘着剤の違いについて説明していきます。
粘着剤は聞いたことはあるけどしっかりとした違いは分からない人は多くいると思います。粘着剤を使用した日常品は「ガムテープ」「セロテープ」なんかがあげられます。
この接着剤、粘着剤の大きな違いは硬化後の樹脂性能で区分されます。
硬化後に接着剤は液体から固体に変化する材料、
粘着剤は液体から半固体に変化する材料又は半固体のまま保持する材料
これを覚えてくれれば問題ありません!
しかし、接着剤チャンネルで粘着剤のことを取り扱ったかというと、粘着剤は「感圧接着剤」という表記で接着剤の中の一種として定義されています。(この感圧というのは圧力がかかることで粘着剤が変形して、被着体にくっつくことを表しています)
そのため今回は粘着剤について取り上げさせていただきました!では粘着性能がでているのかというのは気になると思います。
最後になぜ粘着性能がでるのかを化学的に話していきます。これは各社メーカーで使用している材料は様々だと思いますが、世の中には「粘着付与剤」という粘着性能を付与させる材料が販売されております。
これは代表的なものを一つ上げると「松脂」が有名だと思います。
身近なところだど野球選手の投手が手に付けている粉ですね(ただしこれは炭酸マグネシウム80%松脂15%)。この松脂の主成分はロジンといわれるものであり、多くの粘着剤にはこの材料含んだものとなっています。
この粘着剤も歴史が長いためにこの粘着付与剤を長年研究している企業もあるために興味があればぜひ下にリンクを張りましたので調べてみると面白いと思います!
荒川化学工業株式会社 (arakawachem.co.jp) 様
ハリマ化成グループ株式会社 (harima.co.jp) 様
さいごに
今回は粘着剤の記事になります。実際は横道ばっかりになりましたが、接着剤はいろんな材料を組み合わせることで性能を出していることが知られております。このような材料を研究しているメーカーがあるからこそ皆様の日常生活を支えてくれていると考えています。
それではまた次の記事で。
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