ホットメルト接着剤の使い方⇒熱いうちに張り合わせよう!
さて、今回の記事ではホットメルト接着剤の使い方と特徴を解説していきます。
ホットメルトの接着剤は日常品では段ボールの組み立てで使用しているものを最もよくみると思います。段ボールを解体するとみることができる樹脂っぽいやつです。
この段ボール組み立てで使用されているホットメルトの主成分ですが、一度紹介しているのですが。
EVA樹脂:エチレンー酢酸ビニル樹脂となります。
実はこいつは木工用接着剤の樹脂と中身がほぼ同じとなっています。この酢酸ビニル樹脂はいろいろは接着剤に使われている有益な樹脂であることがわかります。
ちなみに工作用に下図のようなホットメルト接着剤を使用するための道具「グルーガン」が販売されております。これに使われる接着剤も先ほどのEVA樹脂となります。
使う時の注意点はシンプルで温かいうちに張り合わせるです!
ホットメルトは言葉の通り、室温で固体であり加熱すると液体になる樹脂の特性を利用した接着剤になります。そのため温かいうちに張り合わせればしっかりと強度が発現します。
それでは、なぜホットメルトが工業的に使われている大きな理由は
「硬化時間(固定時間)が短い点」です。
ものの数分でEVA樹脂が冷えてしまえば性能が発揮するために工場ラインには欠かせない接着剤となっております。
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ホットメルトの他用途⇒包装系、粘着系、プラスチック樹脂系
ホットメルトは紙系使用が最も知られておりますが、他の用途でも多く使用されております。
例えば、包装用途ではオレフィン系ホットメルトを前回紹介した粘着系のゴム系ホットメルト、プラスチック樹脂に幅広く接着するようなポリアミド系ホットメルトなど多種にわたります。
中には人の肌に直接触れるものもあり、これらの接着剤は衛生的な面でも十分な配慮がされたもんとなっております。
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反応性ホットメルトの特殊な立ち位置⇒既存ホットメルト+接着剤の特性あり
最後は特殊なホットメルトの紹介です!
今まで紹介したホットメルトはほとんどが熱を再度かけてあげると融解して元の液体のどろどろの樹脂に戻るものとなります。
中にはホットメルトといういいながら、接着剤のように性能が立ち上がることで二度とはがれない接着剤になるものです。これは「反応性ホットメルト」として世の中で販売されております。
この反応性ホットメルトの原理はいたってシンプルで、まずは樹脂が液体から固体に変化することで従来のホットメルトのように部材が固定されます。その後、樹脂に含まれる接着剤成分が湿気等で固まることでより強固な接着に変化するものです。
これは多くは建築や工業用途のラインで使用されているものとなります。
ちなみにこれに使っている多くの接着剤は「ウレタン接着剤」になります。このホットメルトとの共存する際には樹脂の結晶性をコントロールする必要があるために樹脂の分子骨格を自由に設計できるウレタン接着剤が選べている背景となります。
さいごに
接着剤マスターの道の五回目の記事になります。接着剤の種類はまだまだありそうなので少しずつ埋めていきたいと思います。最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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