①接着剤の貼り付け可能時間を守る
さて今回の記事は接着剤を用いる際の使用上の注意点についてです。私が接着剤がはがれてしまう問題は性能の面よりも使い方の面が大きいと感じております。
そのためにまずは接着剤を使いこなしてもらうための3つを書き出してみました。
一つ目が接着剤の貼り付け可能時間を守るです。
そんな当たり前なこと?と思われますが、これが守られていないことが大変多いです。例えば瞬間接着剤の貼り付け可能時間(セットタイム:ある程度強度発現するまでの時間)を最も有名なA社の瞬間接着剤をみてみると、セットタイム1秒から15秒となっている。
つまりその時間内に貼り付けないと性能が担保できないのである。これは接着剤厚みや気温による影響も大きいが基本的に貼り付け可能時間が短い接着剤を使用する際には素早い作業求められます。
なのでまずは使い方をしっかりと呼んで貼り付け可能時間を守って接着剤をつけるように心がけてほしいです。
②接着剤使用後の固定方法
二つ目が接着剤の固定方法です。多くの接着剤初心者の方は接着剤がすぐに強度が発現するものだと考えているために接着剤の固定方法が不十分なことが多いです。
いま販売している中で最も硬化時間が早い瞬間接着剤でも強度が80%程度到達するのには1時間程度の時間は必要であると考えられています。
そのためにそれよりも早く接着箇所を動かしたり、振動を与えたりすると不十分な硬化につながってしまいます。接着剤を使用した際には部材ごとをクリップやテープ、輪ゴムなんでも構いませんので動きがない拘束した状態で必要な養生時間は動かさずに置いておくことを推奨します。
③接着剤の接着面積をとる
最後が接着剤の接着面積をとることです。これは接着剤はどうしても金属の溶接のような点での接着には向いていないということです。
例えば真珠のイヤリングが壊れた時に、真珠と金具を瞬間接着剤で固定しようとする際にはどうしても球形態の真珠と金具が小さな接着面積でくっつける必要があり、なんかの衝撃を与えた際にはがれる可能性が高いです。
このような接着剤の使い方では金物での接合のほうが優位性があり、長い期間使うことができると思います。
では、接着剤はどのような用途に向いているのかという点は接着剤は面で固定できる点です。これは金具ではできない特徴となります。
プレート同士を張り合わせたり、壁紙を張ったりするには接着剤は素晴らしい性能を発揮するものとなります。面で使える特徴を生かして使ってもらいたいと考えおります。
まとめ
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。接着剤は万能ということが難しいですが、しっかりとした用途で使ってもらえれば何年も補修することなく道具をつかってもらうことができます。
まずはこの「貼り付け可能時間を守る」「接着剤を塗布後に固定をしっかりと行う」「接着剤の接着面積をとる」を守っていただき、使用してもらえれば幸いです。それではまた!
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