接着剤の使用期限は半年から1年です!
さて、今回はあまり皆さんが気にしていない接着剤の使用期限についてです。皆さんは接着剤が必要な時にホームセンターで買ってきてそのまま棚にしまったままな人も多いと思います。
さて、今回は接着剤の使用期限をしっかりとみてみましょう!下に簡単な製品の簡易図を載せてみました。多くの接着剤の使用期限は製品名の下あたりに数字で記載されております。さてこの数字をみると使用期限は半年もしくは1年と記載されております。
この数字で一つ注意してほしいことはあくまで接着剤が生産してからの使用期限になっているためにコンビニやホームセンターの接着剤があまりに売れずに残っていると買う時には使用期限がせまっているなんてことがあるので注意してください。
接着剤の使用期限切れて使うどうなの?⇒カタログ値×0.5倍程度の性能
ここからは少し経験談と科学的なことを述べていきます。実際に接着剤の使用期限をきれてから使用するとどうなのか気になると思います。
実際に私も使用期限が1年のものを2年放置してから使用したことがあります。結論は使えるものの明らかに性能低下が見られました。私が試したものではカタログ値から半分程度の性能の印象でした。この低下率は接着剤種類によって様々だと思います。
製造メーカー見解は「使用期限のきれた接着剤は使用しないで下さい」となっております。これは接着剤が生ものであることが大きいです。接着剤は硬化前と硬化後では樹脂の性能が異なるために外部環境からの劣化に弱い側面があります。それは紫外線、空気中の酸素や湿気など多種にわたります。
あるいは科学に精通している人は固体時の劣化反応と液体時の劣化反応がそれぞれ違うことを一つの要因となります。
私の見解としては接着剤の使用期限(半年から1年)をきれたものは使わないと覚えてほしいです。
絶対不要な豆知識:接着剤の使用期限をのばすには?⇒冷蔵庫に入れよう
最後はちょっとどうでもいい豆知識を紹介して終わろうと思います。
じゃあ接着剤の使用期限をのばす方法はないのかと気になった人には方法をお伝えします。
「接着剤を冷蔵庫にいれる」をやってください。
これをやれば通常保管の数倍は長持ちします。基本接着剤は外部の環境で劣化するとお伝えしました。なんか難しく言いましたが、要は野菜と一緒と考えてもらえばいいんです。
野菜も冷蔵保管しないとどんどんとしなびてしまい、食べられなくなってしまいます。接着剤も使用期限が1年であるものの生ものであるために冷蔵で保管すると劣化要因である「温度」「湿気」を大幅に抑えることができるためにもし長く使いたいなら冷蔵庫に入れて保管して下さい。
ちなみに冷凍庫にいれても同じではと思った方には注意事項を伝えておきます。実は接着剤の種類の中に「0℃以下」にしてしまうと使えなくなってしまうものが存在します。それは木工用接着剤つまり、「水系接着剤」です。
これは水系接着剤に含まれている水分子に高分子ポリマーが分散しています。これを水が凍る0℃を下回ると高分子ポリマーの分散が壊れてしまい、本来の性能が発揮できなくなります。そのため水系接着剤は絶対に0℃以下にならない場所で保管する必要があります。
今回はこのように注意しないといけない接着剤があるために保管は「冷蔵庫」とお伝えさせていただきました。
さいごに
さて、今回は皆さんがあまり気にしていない項目をピックアップしてみました。接着剤は頻繁に使う用途ではないために1年ごとに買いなおすのは面倒だなと思うかもしれませんが、接着剤が本来の性能を発揮するためにもしっかりと使用期限を守って使用していただけると幸いです。
最後まで見ていただき、誠にありがとうございました。また次の記事で!
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